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サル痘とは?原因と症状、予防策は?

最近、「サル痘」という言葉を良く耳にします。

体に発疹ができる病気のようですが、具体的にはどういった病気なのでしょうか?今回は「サル痘」について調べてみました。

 

サル痘とは

サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患(急に、高熱・倦怠感などの全身症状とともに全身に発疹が出現する疾患)です。オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカにかけて流行しています。

 

国内では、感染症法上の4類感染症に指定されています。

4類感染症とは、動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染するもので、マラリア、E型肝炎、A型肝炎、黄熱、狂犬病等があります。

 

グローバル時代のウイルス感染症 [ 西條政幸 ]

 

感染経路

アフリカ等に生息するリスなどの※齧歯類(げっしるい)をはじめ、サルやウサギ等ウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染します。

ヒトからヒトに感染することは、稀ですが、患者の飛沫・体液(発疹部位)を介した飛沫感染接触感染があるとされています。

 

齧歯類とは、物をかじるのに適した歯と顎を特徴とし、多くは草食性であるが、雑食性のものもある。ビーバー、リス、ハツカネズミ、レミング、トビネズミ、ヤマアラシチンチラなどが含まれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

 

潜伏期間

5~12日(通常7~14日)とされています。

 

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症状は?

・発熱、頭痛、リンパ節種脹などの症状が0‐5日程度持続

・発熱1‐3日後に発疹が出現

・皮疹は顔面や四肢に多く出現

・徐々に隆起して水泡、膿疱、痂疲(かさぶた)となります

・発症から、2‐4週間で治癒します

・致命率は0~11%と報告され、特に小児において高い傾向にあります

・ただし、先進国での死亡例は報告されていません

 

 

治療は?

対症療法がおこなわれます。

(病気の原因を取り除くのではなく、病気によって起きている症状を和らげたり、なくしたりする治療法)

 

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予防法

①感染者との接触をさける

②マスク着用、手洗い

天然痘ワクチンを打つ(約85%の発症予防効果)

 但し、日本では1976年以降、痘そうワクチンの接種は行われていません。

 

感染した可能性がある場合は?

病院にいきましょう。

また、保健所に連絡し指示を仰ぐと共に、他者との接触を避けましょう。

発症から、2‐4週間で治癒するとされています。

 

世界的に流行しそうな気配を見せる「サル痘」について、正しい知識を持ち予防に努めましょう!

 

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参考:

サル痘とは

サル痘について|厚生労働省

サル痘 – バイオテロ対応ホームページ

 

 

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