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転職する、しないの判断〜漠然とした悩みの原因は何?〜

転職する?しない?の判断

 

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「仕事に関する悩み」

悩みには「具体的な悩み」と「漠然とした悩み」があるかと思います。「漠然とした悩み」は、ぼんやりとしていて言葉にすることが難しい状況かと思います。

悩みが具体的

「上司のパワハラがすごいので気持ちが滅入る」や「残業が多すぎて、プライベートの時間が阻害されている」、「職場の人間関係により心身を壊してしまった」等々は、悩みが具体的です。このため、休職や転職といった具体的な方向性を見出すことができます。すなわち、仕事上の悩みが具体的で有れば、方向性を見出し、その方向に向かって動き出せば良いので道に迷うことなく進むことができそうです。

 

漠然とした悩み

一方、今の仕事も悪くないけど「なんとなくやる気がでない」、「常に漠然とした不安がある」、「なぜかモチベーションが上がらない」、「惰性で続けているような気がする」等々…このような「漠然とした悩み」を抱えている場合、方向性を見いだせず精神衛生上良くない状態に陥ります。このため、何らかのアクションを起こす必要がありそうです。

 

そもそも、このような「漠然とした悩み」はなぜ生じるのでしょうか?

考えられる原因を4つピックアップしましたので、今の自分を客観視し次のステップへ進むための参考としましょう。

 

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「漠然とした悩み」が生じる4つの原因

漠然とした悩みが生じる原因を4つピックアップしてみました。具体的な原因が解れば、解決策も具体化するはずです。「漠然とした悩み」が「具体的な悩み」になるかもしれません。悩みが具体的になれば、具体的な解決策が見いだせるはずです。

 

1.ハーズバーグの2要因論

漠然とした悩みの原因は、「衛生要因が満たされていない」から?

アメリカの心理学者、フレデリック・ハーズバーグは人事労務管理に必要な要素を「動機付け要因」と「衛生要因」の2種類に分けて考えました。

 

「動機付け要因」とは、簡単にいうと「やりがい」です。「達成すること」「承認されること」「責任」「昇進」等、仕事の満足度に関わる要素です。

この要因は、「ないからといってすぐに不満がでるものではない」ものの、「あればあるほど仕事に前向きになる」要素です。

 

「衛生要因」は、働く環境に関する要因です。「給与」「福利厚生」「経営方針・管理体制」「職場での人間関係」「上司との関係」等々の不満に関わる要素です。

この要因は、「整備されていないと不満を感じる」ものの、「整備されていても、満足につながるわけではない」要素です。

 

ここで言えることは、いくら「やりがい」のある仕事だとしても、「給与や福利厚生」、「経営方針」等に納得することができなければ、不満が生じるということです。

例えば、自分の好きな仕事でも上司の考え方や経営方針に納得していない場合は、心のどこかで不満を抱いているため、「漠然とした悩み」につながっていきます。

 

転職するか否かの判断は、「衛生要因が満たされているか否か」がポイントとなります。やはり、給与や福利厚生については明確に提示されていつつ、しっかりしていた方が安心ですよね。

 

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2.アンダーマイニング効果

漠然とした悩みの原因は、「内発的動機づけを奪われてしまっている」から?

アンダーマイニング効果とは、「誰かの役に立ちたい」「目標を達成したい」という自らの内から生じる「内発的動機付け」により行動したことに対し、「報酬を与えられる」等の「外発的動機付け」により、やる気が削がれてしまう現象をいいます。

 

例えば、好奇心で歴史の勉強をしている子どもに対し、歴史のテストで高得点を取ったらお小遣いをあげると、歴史の勉強に対するやる気が削がれてしまいます。

これは、知的好奇心を満たすために勉強をしていたのに、お小遣いという報酬を与えることで、目的が「知的好奇心を満たす」ことから「お小遣いをもらうこと」にすり替わってしまい、「お小遣いをもらうために良い点を取らなければ・・・」といった発想になってしまうからです。

 

働く場面でありがちな例が、「業績を上げたら特別賞与を与える」といったものです。一見、良い仕組みに感じますが、働いているものとしては「金銭で管理されている」「やらされている」、「他者と比べて自分はどうか?」等々、興味があり始めた仕事がいつしか会社に管理されていると感じ、やる気を削がれていきます

このようなアンダーマイニング効果が、「漠然とした悩み」を生み出しているかもしれません。

 

転職するか否かの判断は、現職場で本当に自分がやりたかったことは何なのか(内発的動機付け)を今一度、初心に戻り見つめ直したうえで答えを出すことがよさそうです。

そして、内発的動機付けが会社が提示する外発的動機付けに勝るようであれば、続ける。負けるようであれば転職を考えるといった流れになるでしょう。

 

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3.キャリアプラトー

原因は、「停滞状態に陥っている」から?

キャリアプラトーとは、組織で働く人に訪れる「停滞状態」のことです。

組織内で昇進・昇格の可能性に行き詰り(または、本人が行き詰ったと感じ)、働くことに対するモチベーションが低下していくことをいいます。中年期に多く、転職を考えるきっかけになることが多いとされています。

 

組織内で、正しい評価の下、昇進・昇格の可能性がないのであれば諦めもつくでしょうが、評価基準が曖昧で透明性のない人事が行われている場合には、モチベーション低下が加速していくことでしょう。自分の能力に行き詰るを感じるというよりは、組織体制に行き詰りを感じている人も多いと思われます(この場合、二要因論の衛生要因の考え方に近いです)。

 

いずれにしても、このような「停滞状態」が「漠然とした悩み」を生み出していることとなります。

 

転職するか否かの判断は、本当に停滞しているのか?それとも停滞していると思い込んでいるのかを見極めることがポイントとなります。

仮に不透明な人事によって、昇進・昇格が停滞しているのであれば、あなた自身が停滞しているのではなく、会社そのものが停滞しているといえるでしょう。こういった場合は、様子を見つつ転職を考えることが必要そうです。

ただし、中年期の場合は、会社の評価を気にせず、自分がこれまで培ってきたノウハウを後輩に伝えていく、教えていく等、仕事に対するこれまでの自分の価値観や役割意識を変え、誰に評価されずとも会社に貢献していくことも良いかと思います。

 

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4.組織文化と組織風土

原因は、「自分には変えられない組織に根付いた風土が存在する」から?

「組織文化」とは、「仕事のやり方」に関わるもので外からの影響で比較的変化しやすいものをいいます。

例えば、成果主義ボトムアップ又はトップダウンの業務体制等は「改善」の名の下、変えていくことができるといわれています。

 

一方、「組織風土」とは、その組織に根付いている独自の規則(人事制度等)や価値観(経営理念等)のことを指します。例えば、昇進・昇格の規定が存在せず「社長のお気に入りの人が昇進する」という独自の人事制度はこれに当たります。社員の能力よりも、社長とどれだけコミュニケーションが取れているかを重要視する風土です。

このような、独自の規則や価値観はいくら個々の職員が努力をして改善しようとしても「変化しにくい」とされています。

 

このような、組織風土があなたの「漠然とした悩み」を生じさせているのかもしれません。

 

転職するか否かの判断は、「組織風土」を受け入れられるか否かにあると思います。

組織風土は、その会社が存在する理由に等しいものでもあります。存在理由を改善することは容易ではありませんし、一人の力で変えていくことは難しいと思います。

この場合は、様子を見ながら転職を考える必要がありそうです。

但し、「組織文化」は変えていくことができそうなので、漠然とした悩みが「組織風土」からくるものなのか、「組織文化」からくるものなのか見極める必要があります。

 

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転職するか、否か?

人生は選択の連続です。時に立ち止まることも必要ですが、現時点でベストだと思う道を選択し前に進まねばなりません。「漠然とした悩み」が生じる4つの原因を踏まえ検討してみてください。

また、漠然とした悩みが発生するであろうキーワードを上記4つの原因から抽出してみました。これらのキーワードを受け入れることができるか否かが、「転職」への見極めとなりそうです。

  • 賃金の安さ
  • 職場の人間関係
  • 内発的動機づけが削がれている職場環境
  • 昇進・昇格の行き詰り
  • 不透明な人事や評価(人事制度)
  • 個の努力では変えることのできない職場風土

 

多くの人は、1日の3分の1を「仕事」をして過ごしているかと思います。時に仕事は達成感ややりがい等、ポジティブな側面を満たしてくれます。ぜひ、自分に合った仕事を見つけ(または折り合いをつけ)明るく楽しい、毎日を送れるよう正しい選択をしていきましょう!

 

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