公認心理師試験の直前の確認に、特に重要な部分だけを抜粋した、自作ノートを公開します!自己責任の下、必要に応じてご活用ください。
ここでは、医療分野に関連する内容をまとめています。
医療分野
1.強制入院(精神保健福祉法)
②緊急か否か
・緊急じゃない⇒措置入院(医者2名)
・緊急の場合⇒緊急措置入院
(医者1名、72時間以内⇒72時間のうちに医者を1名用意せよ)
③措置がつかない入院⇒放っておくと重症化する病気⇒本人は入院拒否
・医療保護入院⇒医者1名と保護者の同意
・応急入院⇒身寄りなし⇒72時間以内
(その間に保護者を見つけるか、本人の同意を得る)
名称 | 同意等 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
措置入院 |
知事の命令 医者2名 |
自傷他害 | 警察⇒保健所⇒都道府県知事 |
緊急措置入院 |
知事の命令 医者1名 |
自傷他害 | 72時間 |
医療保護入院 |
医者1名 家族(保護者) |
放っておくと重症化する病気 | ― |
応急入院 |
誰かの依頼 医者1名 |
放っておくと重症化する病気 | 身元不明者等 |
※家族等:兄弟、祖父母、本人の子ども、本人の孫、配偶者、親権者、扶養義務者、後見人、保佐人、市町村等
※隔離:患者を隔離する場合は、精神保健指定医が12時間以内に診察しなければならない。隔離を行っている部屋に更に患者を入室させることはNG
2.医療観察制度
・心神喪失⇒罰しない
3.多職種連携・チーム医療(チームアプローチ)
・1人の患者に対し、複数の専門職が連携してケアする。
・精神科コンサルテーション:身体疾患をもつ患者の精神疾患を精神科医が対応(一部の患者が対象)
・リエゾン精神医学:身体疾患を持つ患者の心理的問題をチーム医療で対応する。(全患者が対象)
4.カプラン 予防の分類
1次予防:市民講座等の啓発活動等⇒発生予防。病気や障害がおこることの未然防止
2次予防:がん検診、定期健診等⇒早期発見・早期対応=重篤化予防
3次予防:リハビリ等⇒改善を行い再発や悪化を止める
5.行動変容ステージモデル:5段階
生活習慣病やアルコール依存に活用。ステージ1,2での動機付け面接が重要!
ステージ | 状態 | 有効な支援 |
---|---|---|
前熟考期 (無関心期) |
問題に気づいてない。 解決する意思ない |
情報提供 |
熟考期 (関心期) |
問題に気づき、 改善しようと思っているが行動なし |
動機付け、具体的計画立て |
準備期 |
変化したい意思があり、 小さなことならすぐできる |
実施可能な計画、段階目標立て |
実行期 | 行動が変化して6か月以内 | 変化のフィードバック |
維持期 | 行動変化から6か月以降 | コーピング、振り返り、逆戻り防止 |
※動機付け面接⇒本人に問題意識を抱かせ、取り組もうとする意欲をもってもらう。
ここまでです。お疲れさまでした!
事例問題は確実に抑えましょう!
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1.要点まとめ➀ 公認心理師法
2.要点まとめ➁ 産業分野
3.要点まとめ③ 医療分野
4.要点まとめ④ 司法分野
5.要点まとめ⑤ 教育分野
6.要点まとめ⑥ 福祉分野
7.要点まとめ⑦ 学習心理学
8.要点まとめ⑧ 認知心理学
9.要点まとめ⑨ 発達心理学
10.要点まとめ⑩ 社会心理学
11.要点まとめ⑪感情・人格
12.要点まとめ⑫ ストレス
13.要点まとめ⑬ 心理アセスメント
14.要点まとめ⑭ 脳
15.要点まとめ⑮ 精神医学
16.要点まとめ⑯ 薬学・生理学
試験勉強、頑張ってください!!