少しづつ暖かくなり、アウトドアが楽しい季節になってきましたね。
今回は、アウトドア遊びの1つ、魚釣り(海釣り)についてご紹介します。
目 次
1、子どももできる「サビキ釣り」
「サビキ釣り」という言葉を初めて聞く方もいるかと思います。
海釣りの1つの方法です。
「海釣り」というと「磯の上で大波のしぶきを浴びながら、大きな魚を釣る!」や「お金をかけて船に乗り、沖まで行って釣りをする」といったイメージを持たれる方もいるかと思います。
が、今回は小さな子どもでもできる「低コスト」、「安心・安全」な海での釣り方をご紹介します。
釣りには、色々な「仕掛け」(簡単にいうと釣り方)があります。
今回、紹介するのは「サビキ釣り」です。
「サビキ釣り」とは、エサに似せた「疑似餌針(サビキ鈎)」と本物のエサを入れる「カゴ(コマセカゴ)」が連結した仕掛けで魚を釣る釣り方です。
つまり、「偽物のエサ+本物のエサ」で魚を釣る方法です。
魚は、偽物のエサがついた鈎(コマセ鈎)に掛かります。
仕掛けはこんな感じです。
2、釣れる魚
アジ、サバ、イワシ、サッパ、コノシロ等の回遊魚が釣れます。
特に、アジやサバは5月下旬頃から釣れ始めるので、そろそろですね^ ^
もちろん、釣ったら食べます!
群で回遊しているので、釣れ始めると、やたら釣れます。
1度に2〜3匹かかることもしばしば。
3、必要なもの
①リール竿 2〜5m位
どんなものでも良いのですが、お子様や初心者の方は2~3m位のものが扱いやすくて良いです。
②リール
どんなものでも良いのですが、2回、3回と釣りを続けそうであれば、この辺りのリールを購入しても良いかと思います。
③オモリ
④サビキ鈎
100均(ダイソー)でも売ってます。
釣果に特に影響はありません。釣具屋さんで購入してもさほど高額ではありませんので、2〜3個購入されても良いと思います。
⑤コマセカゴ又はコマセ網
カゴでも網でもどちらでも良いです。
コマセカゴ
コマセ網
⑥エサ
色々なエサがありますが、おススメは『アミ姫』です。
チューブからエサを絞り出して使うので手が汚れません。
チャップが付いているので余ったら持ち帰れます。
匂いもフルーティです。
⑦バケツ
⑧ハサミ
釣り糸が切れれば、どんなものでも良いのでが、長く釣りを続けるならサビ防止のステンレス製がベストです。
釣具屋さんに行くと、全部セットで売っているので初めはそれでオッケーかもしれません。
こんな感じのやつ↓
または、こんな感じのやつ↓
4、あったら良いもの
①クーラーボックス&保冷剤(魚を持ち帰る場合)
②魚つかみバサミ(あると便利)
③ライフジャケット(海釣りには必要)
④ナイフ(魚をさばく場合に必要)
1つずつ見ていきましょう。
①クーラーボックス&保冷剤
釣った魚を持ち帰る場合に必要です。
要は、持ち帰る間に腐ってしまわぬために活用します。
特にアジやサバは鮮度が落ちるのが早いと聞きます。
私は発泡スチロール製のものを使ってます。
クーラーボックス(例1)
クーラーボックス(例2)
保冷剤(例)
②魚つかみバサミ
海の魚は、トゲトゲのある魚が多いです。
サバやアジもトゲトゲしてます。
また、中には毒を持った魚が釣れる場合もあるので手づかみせずに、これを使うと良いです。
特に子どもには持たせたいアイテムです。
魚つかみバサミ
③ライフジャケット
釣り場が柵で覆われた、以下のような場所なら良いのですが、港や、堤防等だと柵が無いです。
子どもが誤って海に落ちるという事故も多くあります。
大人も子どもも海釣りを本格的に始めるには
必須のアイテムとなります。
子ども用ライフジャケット
大人用ならこんな感じのやつが動きやすく便利です
④ナイフ
釣った魚の「血抜き」を行い、持って帰る場合に使います。
血抜きすることによって新鮮に保つことができる等のメリットがあります。
内臓もついでに取ってしまえば、帰った後、楽です。
5、場所選び(子連れでも安全釣り場)
関東圏内であれば、以下の場所がおススメです。
とりあえず、3か所ご紹介します。
釣り具セットの貸し出しや、エサの販売を行っているお店があり休みの日には、子連れで賑わっています。
駐車場は若洲公園 普通車500円です。
釣り場には、柵が設置されているので小さなお子様も安全です。
②東扇島西公園(川崎市)
トイレも設置されており、エサも販売車にて販売しています。
柵が設置されているので小さなお子様も安全です。
駐車場は、普通車3時間未満200円、3時間以上5時間未満で400円
5時間以上8時間未満で600円、8時間以上で800円となってます。
③稲毛ヨットハーバー前の堤防(千葉市)
車で行く場合は、ヨットハーバーの有料駐車場(500円普通車)に止め徒歩で堤防まで歩いていきます(5分程度)
こちらも柵も設置されているので、お子様も安全に釣りができます。
公益財団法人千葉市スポーツ協会 - 稲毛ヨットハーバー施設情報
その他の釣り場は・・・
6、釣り方
①仕掛けをセットする
②コマセカゴ(網)にエサを入れます。
(針にアミエビを付ける場合もありますが、無くても釣れます)
③そっと糸を垂らす(オモリを底まで落とす)
④魚がいそうな深さまで糸を巻き、アタリを待ちます(10秒くらい)
魚がいそうな深さ(タナ)についは後述します。
⑤待ってもアタリが無い場合、ゆっくり竿を上下に揺らします
⑥2~3分、アタリを待ちます
アタリが無い場合は、竿を上げ②から繰り返します。
⑦竿が引いたら、リールをゆっくり巻き上げます
サバの場合は、勢いよく逃げ回るので気を付けましょう。
⑧釣れました!
小さい魚の場合、竿が引いた後も、
しばらく放置しておくと2〜3匹まとめて
釣れることがあります。
が、逃げてしまうこともあります。
この辺は、試行錯誤してみましょう。
7、釣れない原因は?その対処方法は?
いくら頑張っても釣れないことがあります。
基本的に、魚がいれば釣れます。
釣れない原因は主に以下3点です。
①魚がいない
そもそも論になりますが、魚のいない場所で釣りをしてても釣れません。周りに釣りをしている人はいるか?海鳥はいるか?小魚が泳いでいるか?等が見極め方法の一つとして有効です。
対処方法
はじめのうちは、誰も釣り人がいない場所で釣りをせず、あるていど周囲に釣り人がいる場所で釣りをしましょう。
また、風通しの良い場所、潮の流れがある場所を選ぶと良いです。
②タナ(魚のいそうな深さ)があってない
これが釣れない原因の多くを占めると思います。
周囲の人は皆つれているのに、自分だけ釣れない場合によくありがちなのが、「タナがあっていない」です。
例えば、「表層」に魚が集まっているのに、「底の方」で頑張っている等です。
対処方法
釣れている人のタナを見てマネをしましょう。
サビキ釣りの場合、仕掛けの上から下まで針が5~6本ついてます。
釣れている人は、仕掛けの上の方に魚がついているのか?
下の方に魚がついているのか?、確認してタナの目安とします。
また、自分で色々とタナを調整してみるのも良いですし、直接、釣れている人に聞いてみるのも良いかもしれません。
良く言われているのは、アジは底の方、鯖は表層ということです。
③時間帯が悪い
魚がエサを欲する時間帯があります。
その時間帯を「マズメ」と呼び、朝と夕にあります。この時間帯は当然、良く釣れます。
また、1日の中でも「潮の流れ」が釣果に影響を及ぼします。
「潮の流れ」を把握し、釣りを行うと良いです。
対処方法
「朝マズメ」:夜が明けて明るくなり始めた時刻から日の出までの時間を狙う
「夕マヅメ」:日の落ちる時間帯を狙う
「潮の流れ」:流れを参考に釣りをする。
しかし、これを自力で把握することは難しいと思います。
こちらのサイトで確認すると、一目瞭然です。
こんな感じで潮の流れを確認でき、魚の状況も確認できます。
魚マークの多い時間帯めがけて釣りにいくと良いです。
以上、まずはお試しを!